英文添削サービス活用

まだまだ英語学習の大道は英会話スクールですが、最近、英文添削、英語e-mailの添削サービスも少しずつ目に付くようになってきました。
Writing/Speakingで大きくつまづいてしまう日本人にとって、非常に有効な方法だと思う一方、これを活用して、本当に英語をものにするにはどうすべきかを考えてみました。

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活用シナリオ

一番わかりやすい活用場面は、仕事で本当に外人にe-mailを書かなければいけない。報告書を外人の上司や関連部門に提出しなければならないとき、文法の間違いや、表現として正しくないものを修正できるのは、非常にありがたいサービスとなります。
しかしながら、本当に使える英語をものにしたい、昇格のためにTOEICスコアを200点も上げなくてはならない、という場合には、単発的なe-mailの添削だけでは、実はなかなか効果が上がりません。

英語を”もの”にするためのスキルアップの内容、到達したいレベルを具体的にイメージして、目標を立てて進めるのが有効です。

使える”英語”とは、どういうことか

英語がちゃんと使えるということを分解してみると

  1. 英語を聞き取る(Wordを認識する) ・・・Hearing
  2. 英語のルール、考え方で相手の意思を理解する ・・・Reading
  3. 英語のルール、考え方で自分の意思を伝える英文を作る ・・・Writing
  4. 頭で作った英文を口に出して話す ・・・Speaking

といういわゆる4技能がすべて整っているということだと思います。

ところが、TOEICはHearingとReadingが中心で、TOEICだけを見てるとWritingやSpeakingがおろそかになります。
また、いろんな英語教材や、実際の英会話スクールでは、Hearing強化を中心にする傾向があって、Reading/Writing強化については、文法をやり直すようなトレーニング方法が中心です。

 日本人は多少の単語力があるので、単語を聞き取れたことで文章を理解できたような気になってしまいます。多くの実際には英語を使えない日本人が、70%は聞き取れたと勘違いするわけです。

4技能はバランス良く向上させなくては効率が上がりません。

英語脳を作るとは

日本語と英語とでは、文章の構造が大きくことなります。これは考え方、思考方法の違いにつながっています。
だから、英語脳を作るということは、英語の構造にしたがって思考できる訓練をすることなのです。
主語、動詞が先に来ると、別に大したことないと思うかもしれませんが、普段の日本語の中で主語を真っ先に考えるということをやってみてください。実はそんなに簡単ではないことに気付くはずです。

  1. 主語を意識して文章を考える訓練
  2. 日本語と違う動詞の使い方をマスターする。(HaveやGetなどのキー動詞の活用など)
  3. たくさんの英語構文を身につける
  4. 英語構文を使いながら、文章を考える癖をつける

こういうことをマイルストーンにして、具体的にレベルアップのための目標設定をするだけで、英語上達のスピードは格段にあがります。

そのための、まず、第一歩は、

ヒアリング偏重のトレーニングから、

人の書いた文章をたくさん読んで、自分の思いを文章にする訓練をたくさんやる。

ということだと思います。

そのために、英文添削や英語e-mail添削をやることはとても意味があると思います。
文章を修正してもらうことが重要なのではありません。講師とのやりとり(英語を読む、文章の作り方を盗む)と、自分がたくさん書くチャンスを得ることです

たくさんのサービスが実際にはありますが、代表的なつをまずは選んで比較します。つを選んだ理由は、文法などの間違い添削だけでなく、講師による別の表現方法の提案など、いわゆる解説サービスを備えているところを選択しています。

各サービスともに、いろいろなコース設定がありますが、基本的なフリーの英文添削+解説付き、ということで条件を揃えました。
単価の設定がまちまちなので、正確な比較にはなりませんが、一番右の列に100単語程度の英文の添削+解説を10回やった場合の価格を参考値として載せました。

 コースと料金単価期限、特徴100単語x10回
概略価格
英語便スタンダード50
(チケット50枚)
   19,800円
スタンダード100
(チケット100枚)
    29,800円
200文字
  チケット1枚
期限6か月
月2回の課題提出可能
11,800円
アイディー 500ポイント 
5,000円
1000ポイント 
8,900円
1単語 
1.5ポイント
有効期限180日
日本語解説あり
13,350円
Fruitful English20チケット 
10,000円
117単語
  チケット2枚
無期限
日本人添削選択可
10,000円
メールパル 1回券  1,000円
12回券 11,000円
24回券 21,500円
100単語
  チケット1枚
+語数無関係で
解説チケット1枚
無期限
解説は400単語でも
チケット1枚
講師へのコメント可能
17,917円

例えば、e-mailで考えた場合、100単語(ちょっとした長さ)程度を10往復するのに1万円以上というのは、決して安くはない値段ですね。
一回一回をいかに有効に活用するかが重要だと思います。

e-mailによって英語力を伸ばすことは、単に自分の書いたものを添削し、アドバイスをもらうだけでなく、相手から来たメールを読むことで英語表現、英語の考え方などを盗んで、それを自分が使うことで身につけていくことが大切です。
だから、たくさんのメールを読むことと、自分自身の書きたいメールをたくさん書くことが上達への近道です。
コストをできるだけ抑えて実行するには、一日も早く実践のe-mailや英文のやりとりをする世界に入っていくことだと思います。

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