学生時代に6年から10年もの間、一生懸命勉強し続けたにも関わらず、日本人はなかなか英語が使えません。
なぜ日本人が英語が使えないか、いろんな方が言っていますので、いくつかを動画で紹介します。
そうですね。「Experience」と言ってますが、生きた英語コミュニケーションをEnjoyしてやることが、なかなか日本人にはできないのかもしれません。
日本以外のアジアの人たちは、決して完璧な英語を話しているわけではないのですが、でも、英語を自分たちのモノとして使っています。日本人は完璧なアメリカ英語、イギリス英語を目指し過ぎるキライはありますね。
<上記動画配信元:Youtube>
生きたコミュニケーション でもその前に
アーサー(最初の動画)が言うように、単語や文法、もっと言うと英語の勉強をするのではなく、ネイティブと生きたコミュニケーションをすることが一番の近道です。チカさん(2番目の動画)が言うように、完璧な英語を目指すのでなく、失敗を恐れずに自分たちのモノにしていく気持ちも大切です。
- 生きたコミュニケーションを実際にやる
↑ - e-mailコミュニケーションで基礎力UP
↑ - 英語センテンスを作るクセ、楽しさを身につける
↑ - 日本人にはまだハードルが高い英会話
私は自分自身の経験から、e-mailを使って英語表現力を磨きながら、オーラルの生きた会話へシフトしていく方法を推奨します。具体的には他人のe-mailをたくさん読んでe-mailでの表現を真似して、自分でたくさんのe-mailを書くことです。
最初は書くのに時間がかかっても、少しずつ慣れてスピードも上がって、その効果が会話力にも表れてきます。
体験談と身につけるツボ
私は、30歳代でTOECスコア400点前半のいわゆる英語ができない日本人でした。
その後、エンジニアとして外資系企業に転職し、英語との格闘を経て何とか英語を使えるようになるのですが、アーサーやチカさんが言うようなことを間近で見てきて、その経験から多くの日本人たちが誤った認識、あいまいな目的意識で英語学習に取り組んで、思った成果を得られない様子をたくさん見てきました。
体験談と身につけたツボについての記事を紹介します。
ヒアリングだけじゃだめ!!
下の図をご覧ください。
どうしてもヒアリングを重視してしまう多くの人に考えてほしいのは、「話せない英文は絶対に聞き取れない。」ということです。
都会育ちの人は、秋田弁や沖縄の方言でしゃべるお年寄りの会話を聞き取れないし、反復して言うことすらできないですよね。同じ日本語であるはずなのに、その文章を話せない、その文章を自分で作れないものはどうがんばっても聞き取れないのです。
一方、実は人間の脳はすばらしい働きをしています。
日本語でも英語でも、何気ない会話のなかで相手の話を聞くときに、ただ単に音を聞いているだけではなく、相手の言おうとする文章を予測しながら、先回りして聞いているのです。だから、同音意義語でも間違いなく正しい単語を認識できるし、音を聞き損ねても脳によって自然に補間されて、全体の文章が頭の中で認識されるようになっています。
日本人は英語のヒアリングが苦手で、外国人が言っていることがわからない、だからヒアリングの訓練をする。聞き流すだけで・・・英語ができるようになる、という錯覚をしてしまいます。確かに耳を慣らすことによって聞ける範囲は広がります。また、音楽の歌詞が何気に口から出るように、ずっと聞いてた音が自然に出てくるようになることも事実ではありますが、それは本当の意味で英語ができるようになったのとは明らかにに違うわけです。
本当の意味で英語のヒアリングを向上させ、使える英語をものにするには、英文を作る力、能力を向上させなければなりません。
英語の4技能(聞く、読む、書く、話す)をバランスよく向上させることが大事だと言えます。
日本の英語教育は、読む、書くに偏りすぎだと言われますが、実は「書く」も相当に弱いと言わざるを得ません。逆に英会話スクールなどに行くときに、ヒアリングとスピーキングを向上させたいと思って行く人が多いのですが、文章を作る、つまりライティングを強化する意識がとても低いように思われます。
姉妹サイト「これを英語で書けますか?」では、ショートセンテンスの英作文の問題集を掲載しています。簡単なセンテンスですが、自分自身の英語表現力を確認する意味でチャレンジしてみてください。
英語学習法の正しい選択
外国人と日本人がいっしょの会合、会議やセミナーなどで、日本人は英語を聞いてなんとなく理解はできるものの、質疑があっても多くの日本人は口をつぐんでしまいます。せっかくのコミュニケーションの場でも、日本人の発言は少ない傾向があります。これは日本人が奥ゆかしいというだけではなく、つまり、言いたいことが会話のスピードで頭に浮かばないのです。
多くの人たちが自己啓発で、たくさんの投資をして英語を勉強するけれど、せいぜいTOEICの点数が少しずつ上がる程度で、グローバルな世界で英語が使えるレベルになれるのは、ほんのわずかな人たちです。5万円もする通信教育から、30万以上する英会話スクール、ヒアリングのCDやテープ、たくさんの書籍などで学習しています。ここで使ったお金と時間のわりに成果はどうだったでしょうか?
東京オリンピックに向けて一年発起。TVや雑誌、インターネット上でも英語教育の宣伝が氾濫しています。
お金と時間を効率的に、最短で”使える英語”を身につける方法について、私の経験や考察から何かのヒントを見つけていただけきたいというのがこのサイトの目的です。
最近、英会話スクールなどの総合教育とは別に、英文を添削するサービスや英語サイトなどが出てきています。英語の「書く」力を向上させるためには面白い試みだと思うと同時に、英会話スクールにしても、英文添削サービスにしても、スクールやサービスに任せていては、いつまでも上達しません。活用する側の心構え、目的意識が重要なのですが、簡単に言うと、冒頭の動画のアーザーが言うように英語は机の上で勉強するのではなく、生きたコミュニケーションを一日も早くたくさんやることで、そのための最低限の準備をどうやってやるか、生きたコミュニケーションの場をどうやって獲得するかということに尽きると思います。
私自身の英語との格闘記を通して、日本人がどうやったら効果的に英語をモノにできるかを考えていただき、英語学習、勉強方法の正しい選択をしていただければと思います。
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参考e-mail集
英語e-mailの書き方や書くためのコツのようなものを掴むには、人のe-mailを読むことが重要です。
いくつか、実際のメールのやりとりなどをお見せしていきます。
その他のオススメ学習法
「英文を作る」→「実践」というポイントを考えて、それでも人によって最適な方法は違ってくるという意味で、いくつかの学習法を紹介しておきます。
1.英語でメールを書いてみよう、と思い立ったけど、文章に自身がない、書く相手がいないと悩んでいるならば、メールの添削指導を受けてみましょう。まずは少額のチケット購入から始められます。
学習法比較
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